ドル安、ドル高政策について

2011.06.23

ドル安、ドル高政策についてはどうでしょうか。2005年年始には1ドル101円まで円高が進み、100円割れも間近かと思いましたが、さすがにアメリカもこれ以上のドル安はまずいと思ったのか、少しドル高政策に転じるようです。ドル安が進むと、どんどんアメリカから資金が海外に逃げていくことになるので、それに歯止めをかけるのと、日本とヨーロッパがドル安の影響で円高、ユーロ高になり悲鳴を上げたことも原因かもしれません。為替の動向を読む時は、景気よりも政策を重視してください。景気が良かろうが悪かろうが、アメリカが政策的に為替を動かそうと思えば、景気なんて関係なくなります。一番わかりやすいのは1985年の「プラザ合意」でしょう。この政策で円高が一気に進みました。意図的にアメリカがドル安円高に誘導したのです。1995年の1ドル=79円にまでなった円高も、協調介入により米欧日の同意で介入が行われました。この結果、今度は円安方向に為替が振れ、3年後の1998年には1ドル140円を超えました。この時(1995年)も、これ以上の円高は世界経済に悪影響との判断で、一斉に円売りが実施されたのです。このように、強引に為替レートを操作する政策が取られる場合があるので、政策(特にアメリカ)を無視した売買はしてはいけません。世界の為替に一番影響を与えるのは、アメリカの政策(政治)ということは覚えておきましょう。ドル/円は3〜4年周期で円高・円安を繰り返す動きとなっています。現在は、1ドル=100円程度まで円高が進んだので、そろそろ円安に振れる時期だと見ている専門家も多いです。ただし、もう少し(1ドル=90〜95円程度)円高が進むという意見もあります。長期投資を考えているなら、1ドル=100円程度でドルを買えば、損をする可能性はまずないでしょう。個人的には、今の日本の経済状況を考えれば、これ以上大幅に円か買われるとは思わないのでドル買い推奨です。多分、今後もアメリカは金利を徐々に上げてくるでしょう。今がドル預金のチャンスにあるのは確かなので、ドルを資産の一部に組み入れて、国際分散投資を始めるにはいい時期だと思います。