注目すべきは、節項目の一部が階層化されていることです。最後のところで、都市計画制限というフォルダの下に入っています。章の下にある節の数が七つより多いなら、分類の中間項目を設けるようにします。章に関しても、仮想フォルダが多く感じる場合は、同様のテーマをくくるなどの工夫をして覚えていきます。大事なことは、意識してフォルダを作ることです。自分に説明して覚えるときにも、大きな分類から小さな分類へという階層を強く意識しましょう。「不動産運用設計は三つの部に分かれます。それは○○、○○、○○です。第一部の○○はさらに六つの章に分かれます。それは△△、△△、……」といった具合です。新書など、一般書を読むときにも、もちろん応用できます。試しに、養老孟司氏のベストセラー『バカの壁』(新潮社)の目次を開いてみましょう。第六章「バカの脳」には、こんな見出しが並んでいます。(1)「賢い脳、バカな脳」、(2)「記憶の達人」、(3)「脳のモデル」、(4)「ニューブルーネット」、(5)「意外に鈍い脳の神経」、(6)「方向判断の仕組み」、(7)「暗算の仕組み」、(8)「イチローの秘密」、(5)「ピカソの秘密」、……。とりあえずここまでを見ていくと、こんな想像を巡らすことができます。「(1)はこの章のテーマだな」「(4)の言葉はどういう意味だろう。(3)も(5)も脳の中身の話だから、(3)〜(5)を読めば、脳の仕組みがわかりそうだ」「(6)、(7)は脳の働きか」「(8)、(5)は『天才の脳』の違いを説明しているな」。
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