地理と政経で大学受験しようとする人

2011.10.14

社会は、地理と政経で大学受験しようとする人のほうが不利、というのが私の持論だ。その理由は三つある。やればかならず点がとれるという対策が施しにくいこと、情勢の変動が激しいこと日本史・世界史でないと受けられない大学がかなり多いため、選択の幅が狭くなることだ。そこで、日本史と世界史だけに絞った計画の立て方を述べることにする。計画の立て方の基本は、問題のレベルが低い大学を志望するなら一日二コマで二ヶ月、レベルが高い大学を志望するならプラス二ヶ月の期間をとることだ。最初の二ヶ月は教科書の暗記をする。しかし、ただやみくもに教科書をすべて覚えていこうとしたら、とても二ヶ月で終わらせることはできない。短時間で効率的に暗記するためのここで提唱する暗記法の最大のポイントは、最初に志望校の一〇年分の過去問を解くことだ。これによって、志望校の出題のクセや傾向をつかむことができるし、自分がどこを間違えやすいかを知ることもできる。そのうえで、志望校がよく出す時代や分野、自分の弱いところを中心にして教科書を覚えていけばいい。過去問一年分は、一日二コマ、一〇日間でやる。一年分を六〇分ほどで解き、残りの時間を使って問違えたところを教科書で調べ、カードに写しながらきちんと党える。その後、一ヶ月から二ヶ月かけて頻出の時代を中心に教科書を徹底的に暗記する。使う教科書は、日本史なら山川出版社がベストだ。これ一冊があれば、どの大学でもほぼ対応できる知識のベースができる。このとき問題集を併用すると、教科書で暗記した事項が頭に定着しやすくなる。山川出版社の『詳説日本史ノート』または『詳説世界史ノート』がいい。実戦的な問題集形式で使いやすい。教科書の暗記が終わったら、三日程度でもう一度一〇年分の過去問をやる。目標点をクリアしているかどうかをチェックし、クリアしていればそれで終了とし、メンテナンス期に入る。クリアしていなかったら、補強すべき点を教科書や問題集に戻って補強する。以上が、日本史と世界史の二ヶ月計画の草本アウトラインだ。これだけで七割を超える大学はたくさんあるが、たとえば早稲田レベルとなるとこれだけでは太刀打ちできない。教科書の暗記を基本ベースとし、さらに二ヶ月程度上積みをしてやらなければならない。